研究成果

令和5年度報告書

2023.09.25 カテゴリー:報告書 

厚生労働科学研究費補助金
健康安全確保総合研究分野 健康安全・危機管理対策総合研究
公衆衛生医師の人材育成に向けた好事例の横展開に向けた研究
令和4年度 総括・分担研究報告書

令和5(2023)年 8月

研究代表者 町田 宗仁 国立保健医療科学院 国際協力研究部
研究分担者 名越 究    島根大学医学部
研究分担者 藤井 仁    目白大学看護学部

研究分担者 吉田 穂波 神奈川県立保健福祉大学 大学院ヘルスイノベーション研究科
研究分担者 武智 浩之 群馬県利根沼田保健福祉事務所
研究分担者 宮園 将哉 大阪府健康医療部
研究分担者 山本 長史 北海道江別保健所
研究分担者 横山 勝教 香川県東讃保健福祉事務所


本研究班では、今までの公衆衛生医師の確保から人材育成までの取組をレビューし、各地での取組を収集した。公衆衛生医師数の現状についても、複数の角度から分析をした。近年の健康危機管理事例を踏まえた公衆衛生医師に求められる関係機関との調整能力等、保有すべきコンピテンシーに関する現状と課題について分析した。さらに、志望者の新規開拓の向けた基礎資料として、若手医師や医学生に公衆衛生業務に関する意識調査を行った。広報活動を通じて、活動や分析についてのフィードバックを得た。公衆衛生医師の魅力を伝えるコンテンツを検討し、作成した。これらにより、医療と行政の橋渡しを行う公衆衛生医師の人材育成方策の横展開を推進するためのコンテンツを構築し、ひいては公衆衛生行政サービスの充実を図ることを目標とした。


【結論】公衆衛生医師の確保と育成は、コロナ禍の時だけではない、現在進行形の課題である。今後も多角的な見地から、持続的に現場の状況や課題を集め、それらを関係者の力を集めてどう実効的な手法で解決に繋げて行くか、検討する必要がある。

 

研究班報告書より抜粋