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研究の概要

公衆衛生行政医師が、不足しています。

病院などの医療機関に勤務する臨床医師の不足のみならず、 地域保健の維持・向上に於いて重要な役割を担う全国の保健所や、自治体に勤務して健康・医療の政策立案に携わる医師(以下「公衆衛生行政医師」とする)の不足が大きな課題となっています。

公衆衛生医師(保健所等医師)のキャリア転職を応援する研究

公衆衛生行政医師確保への課題

厚生労働省は平成26年、各自治体が公衆衛生行政医師に向けた「公衆衛生医師確保のためのガイドライン案」を示しています。また、全国保健所長会は、地域保健総合推進事業の一環として「公衆衛生医師の確保・人材育成に関する調査及び実践事業」を実施して、現職の公衆衛生行政医師の業務における満足度は7割を超えているものの、4割を超える回答者が転職希望について「今ある」「ときどき」と答えるなど、公衆衛生行政医師の「流出」も懸念される結果が示されています。

このように、公衆衛生行政医師の確保・育成に向けた取り組みや調査は以前から行われているものの、十分な成果が上げられているとは言えません。

our mission

臨床医師−自治体−保健所長等をつなぐ、包括的な調査と研究

そこで本研究班は、自治体の公衆衛生医師の確保と育成を促進するために、

  1. 女性医師、若手医師、ベテラン医師が公衆衛生医師の具体的な活躍のイメージを関係組織と共有すること、
  2. 社会医学系専門医認定プログラムや自治体の公衆衛生医師養成プログラムを基に、行政機関の公衆衛生医師におけるコンピテンシーとその育成プログラムポリシーを策定すること、
  3. 公衆衛生医師に求められる資質や育成に関するガイドラインを整備すること

を目的として、立ち上げられました。

本研究班では、特に、公衆衛生行政医師の「なり手」が少ない理由を探索するためには、現在は公衆衛生行政医師ではない臨床医師に対する調査が不可欠であると考えています。また、効果的に人材確保及び育成を実施している自治体等でリクルートを行った保健所長等を対象とした調査を行って、公衆衛生行政医師の具体的な業務やキャリアや、その業務に求められる特徴的なコンピテンシーの特定に加えて、公衆衛生行政医師の育成に求められる要素や課題について明らかにすることが必要です。

このウェブサイトを通じて、本研究班の研究成果を発信し、得られた知見を関係者と共有することで、公衆衛生行政医師の確保と育成に視することを願っています。